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半襟の季節とTPOに沿った選び方、教えます。

2025.01.23 2025.01.28
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長襦袢に縫い付けてある、着物の襟もとをキリっと演出する「半襟」。
この半襟には、季節ごと、またTPOごとに決まりがあります。
いろんな場面で着物を楽しむためにも知っておくとよいでしょう。
正確には数種類の半襟がありますが、ここでは代表的なものに絞ってご紹介していきます。

1.袷に合わせる半襟(10月~5月)

塩瀬(しおぜ)

袷の季節では、万能に使えて最もポピュラーな半襟です。
塩瀬は「白塩瀬羽二重」の略で、着物の生地と比べて少し地厚な生地です。
一見プレーンな生地に見えますが、よく見ると横畝(よこうね)の特徴的な織り方になっています。
振袖、留袖、訪問着といった正装から、小紋、紬、御召、木綿などのカジュアルな着物にも合わせられます。

縮緬(ちりめん)

表面にシボが見える縮緬生地の半襟は、塩瀬よりも地厚でふっくらしています。
紬や御召しといった生地にボリュームがある着物には特に相性が良いです。
正装には相応しくありません。
無地や付け下げからカジュアルな着物に合わせます。

2.単~薄物に合わせる半襟(目安:6月~9月)

絽の半襟は、縦模様に透けた織模様になっており、見た目も涼やかです。
単や夏の着物に合わせます。
「着物は季節を先取りする」という考え方から、9月中旬からは着物は単でも半襟は絽を卒業して塩瀬にするかたも多いようです。

3.刺繍半襟、色半襟、レース半襟

白地に刺繍をあしらったもの

白・金・銀の刺繍をあしらった白地の半襟は、慶事で使用できます。
特に成人式での振袖では金の刺繍半襟を合わせると上品で華やかな装いになります。
ごく淡い色目の刺繍なら付け下げや色無地に、カラフルな刺繍や友禅で模様が書かれたものはカジュアルな着物が相応しくなります。

色半襟、レース半襟

カラフルな色半襟やプリント柄のもの、またはレース素材のものも最近は多く出回っています。こういった半襟は小紋や紬に合わせて、街着として楽しみます。
街着に合わせるなら素材も色使いも自由です。

例えば黒や赤といったはっきりした色合いの半襟を合わせると、普通の柄の着物でもぐっと個性的に演出ができます。

左:総レースの半襟 右:ご自身でビーズを縫い付けた半襟(きものレディ講師コーディネート)半襟のお手入れ
左:総レースの半襟 右:ご自身でビーズを縫い付けた半襟
(きものレディ講師コーディネート)半襟のお手入れ

4.半襟のお手入れ

半衿は、首の汚れだけでなくちりや埃がつきやすいのでまめに洗いましょう。
長襦袢から外して洗濯をします。
正絹の半襟は自宅で普通に洗ってしまうと縮むため、専門のクリーニング屋さんに依頼することをおすすめします。
最近は自宅で洗濯可能な素材のものも多いので、着物を着る機会を増やしたい方は上手に活用しましょう。
美しい白色が変色しないように陰干しをして、アイロンをかけてから長襦袢にまた縫い付けます。

いかがでしたでしょうか。
半襟のルールやアレンジの仕方を知っておくと、着物を着るのがさらに楽しくなりますね。
きものレディの講師の中には自分で半襟をおしゃれにアレンジしている者もおります。
レッスンにご参加くださる方は、そんな講師のアレンジ術をぜひ参考になさってください。

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