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着物の防寒は「隙間を埋める」ことから

2025.01.24 2025.01.28
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さて、年明けから寒さも本格的に厳しくなってきますね。
お着物で出かけるのは寒そうで心配。。。と思う方もいるかもしれません。
お着物の防寒対策はさまざまな方法があり、また洋服と兼用で使えるものもあります。
具体的な防寒方法を紹介していきます。

目次

1.コートや羽織・道行で防寒をしっかり

羽織や道行は普段もお着物や帯を保護するために着用することもありますが防寒にも役立ちます。
カジュアルなお出かけの場合は、ケープやポンチョを羽織っても問題ありません。

ただし、袖や身八つ口（脇の縫い合わされていない部分）を塞いではいないので、脇から冷気が入ってきます。
本格的な寒さには脇まわりを覆ってくれるお着物用コートがおすすめです。

2.首・手首・足首の隙間対策は必須

お着物は首元と袖口と足元に隙間があるので、冷気が肌に直接あたります。
首はストールで、袖口は手首まであるロングタイプの手袋で、足元はレギンスやスパッツをはいて防寒対策をしましょう。
ストールを巻く時は襟元がつぶれないようにふわっとかけてあげると良いですね。
レギンスやスパッツは足元から見えないように少し短めにはきましょう。

3.インナーは和装用を着用するか、洋服の場合は「前後反対」で着用する工夫を

冬用の和装インナーも販売されています。
ヒートテックなどの洋服のインナーも使えますが、首元からインナーが見えないように背中が大きく開いたものを選ぶか、前後を反対にして着用すると背中側が大きく開きます。
コートをお持ちでない場合は、インナーは脇の隙間を埋める役割もあります。

4.あったか防寒グッズや意外な防寒アイデア

足元の寒さ対策には、フリース素材や裏起毛タイプの足袋や、親指が割れた和装用ストッキングも販売されています。
また、補正は防寒対策にもなります。
補正に腰や鎖骨下にタオルやガーゼをあてると、着姿が美しくなるだけでなく保温もできて一石二鳥です。

5.気をつけて！貼るカイロはやけどの可能性も

肌着に貼るカイロをつけるのは避けてください。
着物は何枚もの重ね着をしていて体にぴったり密着しているため、カイロの熱がこもりやけどをする可能性が高く、また不快になっても簡単に取り外すことができません。

お腹や腰回りは帯があり意外と暖かいので、隙間を埋める防寒をしっかりすれば寒い日のお出かけは怖くありません。
不安な方は貼らないタイプきものレディの着付け講師陣は着付けを教えるだけでなく、お着物でのお出かけ時のアイデアも豊富にもっており、積極的に生徒さんに共有しています。

6.風呂敷をバッグにしのばせて

お出かけ先でホテルのレストランなど入る際に、防寒グッズを風呂敷にまとめてクロークに預けるとスマートです。
着物バッグは小さいので手袋すら入らないことも。
脱いだ後のことを考えられると素敵ですね。大判の風呂敷ならコートもまとめられます。

きものレディの着付け講師陣は着付けを教えるだけでなく、お着物でのお出かけ時のアイデアも豊富にもっており、積極的に生徒さんに共有しています。
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