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2005.10.16  「きものフェスティバル」 ~虹色のよろこび~

2005年 秋季 「きものレディの集い」

新緑の神宮に映える華麗な晴れ姿!  

約800名に免許状・認定証が授与される 

式次第
●と き/平成17年10月16日(日)
●ところ/明治神宮「神宮会館」
「免許状・認定証授与式」
●午前の部 研究専科・研究科・1級・2級・3級
●午後の部 免許状

 ※「きものフェスティバル」~虹色のよろこび~
    千葉校 錦糸町校 船橋校 松戸校 柏校 各校「きつけ舞」科の方々
 
平成17年10月16日(日)、明治神宮・神宮会館にて 、春季「きものレディの集い」が開催された。
当日は約800名の学院生徒がきもの姿で参加。
証書を手にした学院生達からは、思わず笑みがこぼれた。


★華やかに迎えられたフィナーレ            ★しっとりと舞います。


★笑顔がひときわ輝きます。            ★柔らかいベールに身を包んで・・・。

★大人の魅力が際立つ・留袖           ★息の合ったステージ“きつけ舞”

★花嫁達に、お祝いの拍手が送られます。          ★注目を一身に集めて、花嫁の登場

★充実感に満たされた授与式

日頃の努力を実らせた授与式!

午前の部は研究専科・研究科・1級・2級・3級(計500名)の順に認定証が授与され、
午後の部では免許状(計300名)が舞台上で1人ずつ手渡された。

きもの姿が一段と美しさを増す季節。証書を手にした学院生の姿も、
凛とした美しさに包まれていた。
 
心に架かる“虹色のよろこび”

午後の免許状授与式の後は、心待ちにしていた「きものフェスティバル・虹色のよろこび」が開催された。
舞台上は虹色に輝くような、着物姿の学院生で彩られ、次から次へと艶やかなショーが繰り広げられる。

オープニングは坂本九の「見上げてごらん夜の星を」にのせて「留袖二重太鼓」を着上げる“きつけ舞”。
曲と同様に、しっとりと優雅に舞う姿に目を奪われた。八月の「きつけ舞ショー」にも
参加した松戸校は「銀座結び」を粋に結び上げ、練習の成果を披露した。
 
祝いの気持ちを込めたステージ

創作帯結びでは“よろこび”の席での帯結びが紹介された。訪問着では、
新しい門出を祝うのにふさわしい「はばたき」「福結び」。子宝に恵まれるように願った「宝船」。

留袖では、少しのアレンジで華やかさを加えられる「くちなし」「扇太鼓」や「よろこび」「あけぼの」が披露された。

最後に水色と桃色、二種類のベールを天の羽衣のようにまとった振袖姿の学院生が登場。

大輪の花の豪華さに小花の可愛らしさを添えた「花のメルヘン」「飛躍」「愛」「立矢蝶」「花衣」。
帯に一輪二輪と花を挿し、創作帯ならではのワンポイントのアクセントも目を引いた。
客席に降りて退場する際、手を引かれて呼び止められるモデルも多く、《華やかな帯結び》に
留まらない完成度の高い帯結びは一つのアートとしても楽しむことが出来た。

一度は着たい。もう一度着たい。
            花嫁の共演!!

次のステージはメインテーマ「虹色のよろこび」と同じく、七パターン八人の花嫁が
大正から平成への嫁入り姿の移り変わりを紹介した。

まずは、私達のおばあ様の時代、大正。黒裾模様の五つ紋付きに丸帯を締め、
角かくしをして花婿の待つ家へと嫁いで行った。

昭和に入り振袖へと変化する。可愛らしい赤い振袖姿の花嫁は、高島田に角かくしをして丸帯で立矢を結んだ。
そして落ちついた黒振袖の花嫁は、かかえ帯をかかえて登場。

続いて白無垢に綿帽子の昔ながらの花嫁姿は、日本女性なら一度は着てみたい憧れの姿だろう。
綿帽子からのぞく初々しい花嫁の笑顔に、思わず「かわいい・・・。」とため息がこぼれてしまう。

最後に平成。ハワイやオーストラリアなど海外で挙式をされる方が多いこの頃。
頭にティアラとロングベール、足元は白のパンプスといった打掛姿の花嫁に会場は大きくザワめいた。
その声に応えるように、ステージ上で二度三度とポーズを決める花嫁。そんな花嫁の姿に、
サワめきはいつの間にか笑い声へと変わり、そして惜しみないお祝いの拍手が送られた。

めまぐるしく移り変わる時の中で、花嫁の美しさは、いつの時代も変わることなく
輝きを放っていると実感できるステージだった。

よころびで心が包まれる時に、着物で身を包んで欲しい。
そんな学院の願いに応えるように、学院生全員が着物で参加したこの日。
学院創立三十周年を迎え、学院生達の着物に対する想いに喜びを感じながら「きものレディの集い」は幕を閉じた。