2014.02.05 千葉校 東京染め研修in二葉苑
千葉校 東京染め研修in二葉苑
当日は雪が降る中での研修になりました。
二葉苑さんは新宿区落合の妙正寺川沿いで、今でも江戸更紗を中心に伝統の東京染を続けています。
最初に引き場という、反物の両端を柱に固定し引き染めをする部屋でお勉強です。
このように反物が張られている状態を伸子張りといいます。
反物の両耳に竹串を等間隔で弓状に差し渡してあります。
この竹串を伸子と言います。伸子の両端には針があり、反物の耳を差してピンと張ります。
染め上がった反物を蒸します。蒸すことで染めた色が定着し落ちなくなります。
水元と言い、防染で使った糊などを洗いします。
昭和33年位までは川でこの作業を行っていましたが、河川の水質汚染につながるため、
このような水元が作られました。
板場と言い、板の表面に白生地を張り、型で糊を置いたり、摺りで柄を染める部屋です。
摺り友禅は、色の数ほどに型紙が必要になります。
この柄で型紙は何枚必要でしょうか?
摺り友禅には、こんな刷毛を使いますが、材料となるのは馬か鹿の毛です。
今回の体験コーナーは帯揚げに摺りで柄を染めます。まずは柄を選びます。
まめに柄のズレや色の濃さ確認をします。