2012.05.17 2012年春 認定式・きものショー
2012年5月13日(日)明治神宮・神宮会館にて
きものレディの集い《春季》認定式・きものショー
が開催されました。
当日は約400名に認定証が約200名に免許状が授与されました。
飯島学院長がご挨拶で話されたように、
きものレディ着付学院に通う全員が
「着物」という日本の伝統文化の担い手として
次の世代に引き継いでいけたら素敵ですね。
きものショーのオープニングは、琵琶の演奏から始まりました。
三味線とも琴とも違う独特の余韻がある音に、ゆっくりと心が静まっていきます。
琵琶の音にぴったりと合う狩衣の殿方の登場です。
華やいだ声とともに、女房方が花々を愛でながら現れました。
桃色の花を眺めながら、なんとも優雅に舞台上を歩きます。
あげまきの髪型も可愛らしい姫君方。
切袴に単衣と「あこめ」を重ね、「かざみ」を羽織っています。
子供たちの登場で、宮廷の様子が一層賑わいます。
熊野詣からお戻りの女房方。
公家の女性の外出時や旅の壷衣装のお披露目です。
寺社詣のお印の赤い掛け帯を掛け、胸に懸守りを下げています。
舞台の反対側からは、光り輝くような光源氏の君がお出ましです。
雅な唐衣にかかる黒髪。
様式美、色彩美を極めた衣装は世界に類がないものです。
見事な「平安絵巻」ならる「平成絵巻」でした。
きつけ舞は袴と踊り後見です。
厚木校、立川校が一つの舞台で違う舞を披露するという、
豪華な内容となりました。
早く美しく、モデルと技術者の息のあった舞が見られました。
上級生の帯結びは、基本でありながら華やかな帯結びを披露。
「ふくら雀」のデモンストレーションでは、お互いに帯を調える姿が、
なんだか可愛らしかったですね。
創作帯結びでは袋帯だけでなく、半巾帯も利用して様々な帯結びを披露。
モデルが帯を披露するたびに開場からは
「おぉ~!!」
という歓声が上がりました。
遠い昔、布や毛皮で作った貫頭衣をまとい、
やがて衣と裳となりました。
小袖は表着として一般化し、白無地に染色がほどこされ、
現代の着物になりました。
変わりゆく着物の様式、その中でも
変わらない美しさを受け継いでいきたいものですね。
きものレディ着付学院 http://www.kimonolady.co.jp
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