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2011.08.31 2011年 美術館研修

例年4月に行われている美術館研修。
今年は東日本大震災の影響で
7/31(日)、8/4(木)に研修を行うことになりました。

2011年の研修場所は『日光』です。
まずは、日光彫を体験しましょう!!

 

江戸時代、東照宮作り変えの際に
全国各地からやってきた彫刻師たちが、
余技に作ったのが始まりと言われています。

 

手鏡か丸盆を選んで、彫刻等で彫っていきます。
日光彫の彫刻等は先が90度に曲っていて、
初めて使う方がほとんどでした。

 

彫刻等の角度や、力の強さによって
彫りの深さも変わります。
説明のあと、すぐに彫り出したため
「1回練習した~い!!」
という声があちらこちらで上がりました。
それでも、皆さん初めてとは思えないくらい上手に仕上がってましたよ。

 

丸盆と比べると、手鏡は絵柄が小さいため、
おしゃべりするのも忘れて真剣に彫り続けます。
曲線部分を彫るのが一番難しいんですよね。

 

体験終了後は「うるし博物館」を見学です。
うるし博物館とはマニアックな・・・・
そんな風に思いながら博物館へ。

館内には螺鈿が施された蒔絵や御椀、
全て漆塗りの柱など、眩い品が展示されています。
博物館に入ってすぐに漆の美しさを目の当たりにすると、
生徒さん達のお話にも花が咲きます。
マニアックと思いつつも、うるし博物館では盛り上がりましたね(笑)

 

おまちかねのお昼ご飯です!
大きな御椀の蓋を開けると、中には日光の味覚がいっぱい!!
湯葉を中心とした身体に良いお料理でした。

 

奈良時代に開かれた古刹「輪王寺」。
三仏堂の内陣にお祀りされている
千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音の神々しさに、
自然と手を合わせてしまいました。

 

輪王寺に隣接する『逍遥庭園』では緑に包まれ、
束の間の森林浴。
苔むした池泉回遊式庭園で夏の風情を楽しめました。

 

輪王寺宝物殿では江戸時代に描かれた曼荼羅や
徳川家康の肖像画を観る事ができました。
日光山1230年の歴史を語る作品を堪能できました。

 

バスに戻りがてらティータイムをとりましょう。
ドリンクはセルフですが、おかわり自由なのが嬉しかったですね。
小休憩もおしゃべりはつきず、賑やかに過ごせました。

 

天皇家の御静養地・田母沢御用邸記念館。
和風建築の形態でありながら、
一部に絨毯やシャンデリアなどを用いた和洋折衷の生活様式が
採り入れられています。

田母沢御用邸の中には、建築に関する資料・映像などが
豊富に展示してあり、興味深く見学できました。

 

天皇家の御用邸ということで、天井の板一枚に至るまで
細心の心使いがされています。
廊下をあるくだけでも、きょろきょろ目移りしてしまうほど。
天皇の御座所や各箇所に記念館の方が立っていて、
歴史や見所を説明してくださいました。

 

大正ロマンの代名詞・竹久夢二。
竹久夢二記念館の中に入ると、100年前にタイムスリップしたような感覚になります。
入り口すぐにある椿のステンドグラスは見とれてしまうほど美しかったですね。
抒情と哀愁に満ちた数々の作品にふれることができました。

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