2009.08.04 2009 手描友禅教室
夏のお楽しみっ
手描友禅教室が各校で開催されています
今年も京都から手描友禅職人の精鋭陣が駆けつけてくださいました
まずは筆の使い方から、色をどこから挿していくと上手に塗れるか、
どれくらいの速さで色が生地に滲んでいくか丁寧に教えてくださいます。
1人ずつに色を作ってくれます。 生地をピンッと張って 筆の使い方から指導
職人さんのご指導のおかげもあり、
帯の手描友禅を選んだ生徒さんは、1日目で作業が終わった方が多かったようです。
皆さん真剣に色を挿していきます。まるで職人さんのような顔つき。
「間違えたらどうしようか、すごく心配なんです 」
という生徒さんに
「絶対に直しますから大丈夫!」
っと心強いお言葉。
その言葉通り、柄以外のところに塗りすぎてしまった箇所があれば
新たに糸目を置いて柄を付け足してくださるなど、
素人には到底できない解決法を駆使してくださいましたカンシャ
この糸目置き、京都では糸目職人さんが居るほど
重要な作業なんです
糸目置きとは?
下絵の線に沿って模様の輪郭に糊を置く作業のことです。
これによって色を挿すとき防染の役目を果たします。
色選びから、糊置き、色挿し、
始めは少し緊張しながらの作業でしたがだんだんリラックスして楽しく仕上げました
一人一人に声をかけて下さり、分からないところは丁寧に教えてくれます。
着物の手描友禅は柄も多く、色を挿すところが沢山です。
皆さん2日目・3日目とも真剣に作業を進めます。
2日目の朝、教室に入って来た生徒さんから
「わぁ、すごい~~」
っという声が上がりました。
なんと!
1日目の作業後、生徒さんが帰ってから職人さん方が夜遅くまで教室に残り、
細かい箇所の手直しをしてくださっていたんです!!
「これ、本当に私の?!見違えるようだわ! 」
っと感激の笑顔が止まりません。
嬉しくて笑顔が止まりません。 どんな配色がいいでしょう? 細かい部分を手直ししてくれました。
挿された色が増えるにつれて、作品も生き生きとしてきます。
鮎の柄の帯を作成中に、職人さん達が
「鮎が泳ぎそうや! 」
「ていうか、もう泳いでるやん、鮎! 」
なんて会話をする場面もありましたね(笑)
「本当、美味しそうな鮎・・・。 」
「塩をふって焼いたら美味しいわよ~」
など、生徒さん達の食欲をそそるほど新鮮さを感じさせる作品もありました。
鮎を作成中 鮎が狙われ中 お花も生き生きと
さて、手塩にかけて色を挿した反物たちは
これから京都へ旅に出ます。
年明けに立派な着物と帯に仕上がり戻ってくるのが待ち遠しいですね。
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