2012.06.22　千葉校　留学生の着付体験

 6月７日（木）、千葉校にて外国人留学生７名が着付けの体験を行いました。

我が学院でも初めての試みとのことで、
先生方も「日本語は通じるのかしら・・・？！」とドキドキ、ワクワク

教室内は、はっぴや扇子、お花などで綺麗に飾り付けられ、準備万端。
先生方の「思い出に残る、楽しい時間を過ごしていってほしい」
という気持ちが伝わってきました。

アラバマ大学から千葉大学への留学生で、日本に来てこの日で５日目。
３週間の短期留学とのことでした。
日本語は副専攻で学んでいるようです。
日本語を選んでくれているなんて、嬉しいですね。
生徒さんが「少しだけ」喋れると教えてくれました。

なんと！みなさん、足袋を持参されていました
日本で生徒さん自ら用意してくれていたようです。
きっと、この日の着付け体験を楽しみにしていてくれたのですね。

そしていよいよ、着付けスタート。
まずは男性から・・・

今回は軽装で来てもらい、特別にその上から着物を着ます。

さすが、男性の２人は背が高い！
着物を羽織るとさらに存在感が増していましたね。
自然と笑みがこぼれます。

袴をつけ、少しずつ形になってくると、
「ＳＡＭＵＲＡＩ！！」　（侍）　　　「ＺＡＴＯＵＩＴＩ　！！」（座頭市）
みなさん、よく知っていますね。

すっかり袴姿になると
「力が出た気がする！！！」　　と一言。

やはり、着物を着ると身が引き締まるのでしょう。
背筋がピンとして、歩き方も堂々としたように見えました。

続いては女性。

髪の毛も髪飾りをつけたり、逆毛をたてたりして
可愛らしく結いました。

とても似合っていますね！！
先生の手際のよさにビックリしていましたね。

女性陣も着付けスタート。
一気にぱっと教室中が華やかに。

先生方は
「痛くない？」　　「きつくないかしら？」
とこまめに声をかけ、気遣っていらっしゃいました。

みなさんのこのニコニコした表情！

先生の手元を真剣に見つめていましたね。

帯も全て先生方の創作。
なんと、ひとりひとり違う形の帯結びで今回限りのオリジナル
みなさん感動していましたね。
先生方の技術に脱帽です

仕上がるとさっそく撮影大会。
様々なポーズで写真を撮り合いました。

靴べらを刀代わりにかまえる姿も。

思い思いに写真を撮り、大変盛り上がりました！

着付けの後は、ちょっとしたお茶体験。
椅子を用意していたのですが、みなさん正座をしてくれました。
着物での正座の仕方も教えてもらいます。

”正座”のことや、”主菓子”　”干菓子”のことなど、
説明を受けながらお抹茶とお菓子をいただきます。

「お口に合うかしら・・・」
と、先生方は心配していましたが、
みなさん、味を気に入ってくれたようでした。
す～っと口で溶ける初めての和三盆の味にビックリしている様子もありました。

男性の２人はお茶のおかわりまで！
おいしいお茶とお菓子でほっと和やかな時間になりました。

主任の大山先生が着物について説明します。
着物の種類、着物の袖の使い方、帯のこと・・・
大学の先生の通訳を交えて伝えます。

「着物を着たままトイレに行けるの？」と、ユニークな質問も！
なるほど、確かに心配ですよね（笑）
生徒さんたちは積極的に質問し、真剣に聞き入っていました。

最後はなんと、教室からの扇子のプレゼント！

本当にあっという間の一日でしたね！

最後は「ありがとう」と日本語で挨拶をしてくれました。

送り出した後、先生方からは「楽しい時間だった！」との声が。

着付けを終え、にこにこと柔らかい表情をされていた先生方。
留学生のみなさんの反応に、先生方も心がいっぱいのようでした。

本当に充実した、素敵な時間でした。

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