2010.12.13 静岡校 大茶会
2010年 大茶会
開催日 :2010年12月12日(日)
開催場所:駿府公園・紅葉山庭園茶室『雲海』
主催 :静岡校
静岡校主催の大茶会も、今年で5年目を迎えます。
当日は150名を越える生徒さんが参加。
静岡校だけでなく、浜松校からも参加してくださいました。
軸に『無事是貴人』を選びました。
この言葉には様々な意味がありますが、
この一年、無事に安泰に過ごせたことへの
喜びと感謝が込められています。
お花は白玉・西王母(せいおうぼ)・蔓梅擬(つるうめもどき)です。
お点前を始める前に、ご挨拶をいたします。
お茶を点てるのは、
深澤主任オプションクラスの生徒さんです。
今回初めて大茶会でお点前をする生徒さんは、
緊張で手が震えたとか。
お菓子は『雪金時(ゆききんとき)』。
「静岡は雪が降らないから、このお菓子を選びました。
中のピンク色が可愛いでしょ?」
深澤主任の細やかな心使いが随所にちりばめられています。
茶室には最大で15名までお客様を迎え入れられます。
静寂の中、お客様に注目されると
緊張で息が詰まりそうです。
お客様で参加される生徒さんも、
茶室独特の空気に最初は緊張している様子でした。
お茶やお菓子を頂く前には、お隣に座っている方に
「お先に頂戴いたします。」
一言、ご挨拶をします。
自分以外の人間に気持ちを配るのも作法の一つです。
「『雪金時』は、どうですか?
私は美味しいと思ったんですけど・・・。
誰か感想言って下さい。」
深澤主任の一言で笑いが起こります。
お点前の時に緊張しきっていた空気が嘘のように、
一気にリラックスした雰囲気に変りました。
上品な練りきりの味が、さらに頬を緩ませます。
「美味しいです。」
「本当、美味しい。可愛い。」
「どちらのお菓子なんですか?」
いつもの授業の時のように、
思い思いに感想を言ったり質問をしたりと、
お茶会を楽しんで頂けました。
お抹茶は『式部の昔』。
薫が良く、優しく飲みやすいお味です。
お茶碗には富士山の絵が描かれています。
さすが静岡。
生徒さんのご家族やお友達も参加していただける大茶会。
娘さんお2人を連れて参加してくださった生徒さんもいました。
着物姿が可愛いですね。
ご挨拶や飲み方など、お母さんに教わりながら
しっかりお作法が出来ていましたね。
じっくり味わいましょう。
緊張しすぎず、この時間を楽しむことが第一です。
ちょっと困ったようなハニカミ笑顔が可愛いお嬢さん達。
着物を着てお母さんとお出掛けなんて、
ステキな親子さんが沢山いらっしゃいますね。
お茶碗を拝見。
茶道の道具一つ一つに緻密なこだわりと
作家の情熱と技術が注ぎ込まれています。
手に触れて感じる芸術に、感受性が刺激されます。
輪島塗のなつめや萩焼の茶碗は拝見していると、
掌にしっとり馴染む感じがします。
掛け軸の前で、今年一年を振り返るのもいいですね。
ぎりぎり紅葉が残っていました。
真っ赤に揺れる紅葉が、目が覚めるほどキレイでした。
髪に紅葉を飾って一枚。
茶室から見える日本庭園に心が和みます。
廊下に刺し込む陽の光が暖かく、
お庭で記念撮影する人をにこやかに眺めてしまいます。
まるでここだけ時間が止まったようです。
お庭から聞こえる小鳥のさえずりが、なんとものどか。
心穏かな一日を過ごしていただけたでしょうか?
大茶会の終了後、全員で記念写真を撮りました。
おもてなしをする側の生徒さん、講師、スタッフ全員が、
とても良い輝いた顔をしていました。
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