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2006.05.14 「きものフェスティバル」~ 春風にのせて ー舞ー ~

2006年 春季 「きものレディの集い」

晴れ姿が咲き集う神宮の杜!  

約800名に免許状・認定証が授与される 

平成18年5月14日(日)明治神宮・神宮会館にて
春季「きものレディの集い」が開催された。
当日は約800名の学院生徒がきもの姿で参加。
免許状の重みを嬉しく感じながら授与式が進んでいく。

式次第
●と き/平成18年5月14日(日)●ところ/明治神宮「神宮会館」
 「免許状・認定証授与式」
●午前の部 研究専科・研究科・1級・2級・3級
●午後の部
  免許状

※「きものフェスティバル~春風にのせてー舞ー~」
  池袋校 大宮校 川越校 所沢校 各校「きつけ舞」科の方々

笑顔    フィナーレ
★なににも替えがたい笑顔です。             ★フィナーレで盛り上がりは最高潮に!
熱い 美しさお披露目
★熱い視線をおくる会場は満席             ★美しさのお披露目
あでやかな モード
★あでやかな振袖で華やぐ舞台              ★モード系の三色使い
あでやかな 大正
★これぞ「池コレ」                      ★大正の風を感じて
キレイに
★キレイに撮って下さいね!    

優々とした着物姿で
       華やかな授与式!!

午前の部は研究専科・研究科・1級・2級・3級(計500名)の順に認定証が授与され、
午後の部では免許状(計300名)の重みを喜ばしく感じながら授与式が進んでいく。
自分の名前を読み上げられた時、学院生一人一人の笑顔は、
露に濡れた五月の若葉が日の光を浴びて輝くようだった。

軽やかな春風の舞

午後の免許状授与式の後は「きものフェスティバル」が開演。
今回はタイトルが「春風にのせてー舞ー」というだけあり、
「脱ぎ着舞」からのオープニングとなった。
優雅に着る事が出来るなら、優雅に脱いでもいいのではと考案された艶やかな舞。 
学院講師の舞いと立ち姿は、日本人形のような整った美しさがあった。
「留袖二重太鼓」はきつけ舞の基本。
何をするにも基本が一番大切で、難しいものだが、
練習成果が見事に発揮された舞台となった。
「銀座結び・紐使い」では、帯〆を舞の小道具として使う粋な演出が注目を集めた。
帯を巻き、髪飾りに手を添えたかと思うと、髪飾りがスルスルとほどけ、
帯〆に早代わり!!
突然の出来事に一瞬の沈黙に包まれた客席からは、
次の瞬間驚きと感嘆のため息があがった。

三色使いの振袖物語
 
続いてはトータルで三色を基本にした衿合わせ・帯結びの創作を紹介。 
たった三色で衿合わ・帯結び・振袖とのバランスを美しく華麗に作り上げたのには、
客席から大きな拍手がわいた。 
「ます」は、白・紺・赤を基本に水辺に揺れる雰囲気を出した「水芭蕉」。 
「かげろう」は、かげろうの羽をイメージした軽やかな帯結び。
竹を割ったような直線を強調した「朱竹」は、赤・紫・緑の三色で仕上げ、
「花ぼんぼり」では優しく灯る様子を表現。

着物ショーのパオニア!!
 
大好評だった「池袋コレクション」が益々グレードアップして登場。
「池コレ・パートⅡ」。
まずは「大正ロマンの風」と題して、モダンガール達が舞台を飾った。
半衿に色を添え、少し長めの羽織や色タビで遊び心一杯に着こなし、
次の振袖では着方に工夫を凝らし、帯は祝い帯を前で結ぶことによって艶やかさが増し、
芸と知性を兼ね備えた“おいらん”風に仕上げた。

モノトーンな男性物を着たモデル達は、歩き方も堂々としたもの。
そのまま原宿に繰り出しても違和感なく、その格好良さに注目されることだろう。
続いて、袴をスカートに見たてると「ひだ」は「プリーツ」に変身を遂げ、
会場から一斉に「可愛い~!!」の声が上がる。

小紋をワンピースにし、墨流しの着物・小紋をロングドレス風に装う。
最後は、白地に墨流しの着物をウエディングドレス風に仕上げ、花嫁の登場!
どこから見てもフォーマルなドレス。
着物の要素を見事に残しながら、一枚の着物をどうやってドレスとして着付けたのか?
着付け方のタネを明かそうと客席は興味深々。

ショーとしての完成度の高さ、モデルの立居振舞い共にプロ並みの出来に、
時間を忘れるほど見入ってしまうステージだった。